iPhone7は方法が少し変わります。
上記以外の機種(5シリーズ、6シリーズ、SE第一世代など)では、ホームボタンを使用します。
また、フリーズ状態になっていない時に強制再起動しようとしても、通常通り「電源オフ」のスライダーが表示されるようです。
強制再起動で解決しない時はリカバリーモードを使う

多くの場合は強制再起動で解決しますが、強制再起動もできない、再起動してもリンゴマークや赤・青の画面が表示されたままロック画面に進まない現象が起こることもあります。この場合は、「リカバリーモード」を試してみましょう。
リカバリーモードとは、PCを使って不具合の原因を診断し、対処する機能です。バックアップしたiPhoneのデータが必要になることもあるので、iPhoneのバックアップ・同期に使用しているPCを使いましょう。
PCへのバックアップ・同期の方法についてはこちらで解説しています!↓
それでは、リカバリーモードの手順を見ていきましょう。
リカバリーモードの手順
まずは片方がiPhoneの充電用差し込み口に接続できるlightning、もう一方がPCに接続できるType-CなどのケーブルでスマホとPCを接続しましょう。バックアップ・同期の場合と同様、macOS10.15以降のMacの場合Finder、それ以前のMacやWindowsPCの場合はiTunesを利用します。


iPhoneを接続した状態でFinderまたはiTunesを開くと、iPhoneマークが表示されるはずです。これを選択した後、iPhone側で強制終了の時と同様のボタンを操作しましょう。

長押しを続けると、PCのイラストが描かれた画面に切り替わるはずです。PC側では「iPhoneに問題があります」というポップアップが表示され、「アップデート」、「復元」、「キャンセル」の選択肢が提示されます。
まずは「アップデート」を選びましょう。最新のiOSがダウンロードされ、iPhoneをアップデートすることで解決する場合があります。ダウンロードにかかる時間が15分を超えると、途中で終了して最初からやり直しになってしまうので、通信環境の良い場所で行いましょう。


こちらの動画ではリカバリーモードの手順を動画で解説しています!↓
アップデートしても解決しない場合
この場合は「アップデート」、「復元」の選択肢で「復元」を選びましょう。iPhoneのデータがすべて消去され、PCに予め保存してあったバックアップがダウンロードされます。
基本的には最後にバックアップした時の状態に戻ってしまうので、最近バックアップしていなかったという場合は注意が必要です。また、バックアップがない場合は出荷時の状態に戻ってしまいます。
最近のバックアップがない場合は、復元の前に今の状態でバックアップが取れないか試してみましょう。また、ここで復元しないでAppleサポートに連絡したり、修理に出してみたりするのもひとつの手です。
電源が切れない現象はなぜ起こる?原因と対処法

電源が切れない、フリーズする原因は一時的なもの、特定のアプリが原因のもの、ボタンやシステムなどの故障など、さまざまな原因があります。電源が切れなくなってしまった時は、原因を見極めて対処することが大切です。
ここでは、ソフトウェアの問題とハードウェア(本体)の問題に分けて解説していきます。
①ソフトウェアの問題
特にフリーズなどで電源が切れなくなった場合は、iPhone内部の処理に問題が発生した可能性があります。フリーズする前後などに動作が重くなったり熱を持ったりしていませんでしたか?
これはiPhoneに処理の負荷がかかっている時の症状です。具体的な原因は次の5つが考えられます。
原因①バックグラウンド処理が重い
よくある原因は、開いたままのアプリがバックグラウンドで動き続けているというものです。ホームボタンのダブルタップまたは画面の下から中央までのスワイプで開くAppスイッチャーで、現在開いているアプリを見てみましょう。
このスイッチャーに大量に開いたアプリがたまっている、という人も多いのではないでしょうか。アプリを完全に終了させるには、スイッチャー画面で下から上にスワイプして、スイッチャー画面からアプリの画面を消す必要があります。
この操作をこまめに行うくせをつけましょう。
他にも、アプリや電子書籍・動画など、データのダウンロードを複数連続で行う、ダウンロードしながら別のアプリを使用する、など複数のことを同時進行で処理させた場合も、iPhoneに負荷がかかってしまいます。
また、iOSアップデートから数日間は、新しいシステムに対応するためにバックグラウンドでさまざまな処理が行われるため、普段以上に負荷をかけない注意が必要です。
原因②ストレージがほぼいっぱいになっている
空き容量が少ない状態も、処理に負荷をかけやすくなります。
現在のストレージは設定アプリの「一般」から「iPhoneストレージ」でチェックできます。



空き容量が1GB以上ない状態では、これが原因で処理落ちする可能性が高くなります。いらないアプリを削除する、写真のバックアップをとってスマホからは消去するなど、容量を削減しましょう。
原因③アプリなどに問題がある
アプリや使用している機種・iOSの新旧によって、相性が悪く処理がうまくいかない場合もあります。(アプリに対してiOSが新しすぎる/古すぎる場合など)
フリーズする前に新しいアプリをインストールした、特定のアプリを使っている時に重くなりやすいなど、心あたりのアプリがある場合は、そのアプリを削除してみましょう。また、アプリが最新バージョンでない場合は、App Storeでアップデートすることで解決する場合もあります。
原因④iOSが古い
iOSが古すぎると、新しいアプリやコンテンツにうまく対応できない場合があります。iOSのアップデートは、処理の効率化やバグ修正も含むので、普段からなるべく最新のiOSにアップデートしましょう。
設定アプリの「一般」から「ソフトウェアアップデート」で最新版をチェック、アップデートができます。


大幅なアップデートが必要になる場合は、問題が発生する可能性もあるので、あらかじめバックアップをとりましょう。
原因⑤熱がこもってしまった
電子機器は熱に弱いものです。お風呂や布団の中など、熱がこもる場所や暑い野外で使用していると、本体内部で発生した熱をうまく逃せず、情報処理ができなくなってしまう場合があります。
また、充電しながらの使用も、発熱の原因になります。iPhoneが発熱するような使用はバッテリーをはじめとする内部機器の劣化につながるので注意しましょう。
使用中にiPhoneが熱くなってきたときは、一旦使用をやめてクールダウンさせることも大切です。
ハードウェアの問題
フリーズはしていないのに電源を切る操作ができない場合などは、ボタンやディスプレイの故障が考えられます。外部に目立った傷がなくても、内部の部品が壊れたり配線が切れたりしているかもしれません。
iPhoneを落としてしまった、など心当たりのある場合は修理に出してみましょう。
また、意外なことに「バッテリーの劣化」も原因の可能性があります。
バッテリーが劣化しているかどうかは設定アプリの「バッテリー」>「バッテリーの状態」でチェックできます。


「最大容量」の項目では、ピーク時に新品の状態と比較して何%まで充電できるかが表示されています。

バッテリー交換の目安が80%と言われていますが、容量があまりにも少なくなっている場合は、バッテリーが原因の不具合の可能性があります。
修理はエックスリペアにお任せ!

ハードウェアの故障や劣化が原因の可能性がある場合は、修理が必要になります。エックスリペアでは、店頭にお越し頂けるとバッテリー、ディスプレイやホームボタンなど、60分ほどで即日交換が可能です。
お値段の目安はそれぞれ次の通り。
画面交換 | バッテリー交換 | ホームボタン交換 | |
料金 | 6500- | 4500- | 1500- |
ご来店が難しい方向けに、送料無料で郵送修理にも対応しております。
まずはお近くの店舗をご確認ください!↓
まとめ
iPhoneの電源が切れなくなる症状はSOSサインとも言えます。ソフトウェアの問題の場合は、この機会に普段の使い方を見直してみましょう。
ボタンやバッテリーに問題がある場合は、簡単な交換で対処できるので、ぜひエックスリペアにお任せください!
