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スマホのトラブルあれこれ

最新のiPhone画面|有機ELって何?液晶との比較でわかりやすく解説

こんにちは!本日も「iPhone(android)のお役立ち情報」をお送りいたします!エックスリペアスタッフの大橋です!

有機EL」。最近よく聞く言葉ですが、改めて何かを考えると明確に答えられる方は少ないのではないでしょうか。

「液晶のすごいやつでしょ?」という認識のお客様が多く、違いについて店頭で説明する機会も多いです!

「液晶を治して欲しい!」とご来店くださった方のiPhoneを見ると、「実はこの機種に液晶は実装されていないんだよなぁ…」ということもよくあります。
では何が違うのか、気になってきた方も多いと思います。この記事でしっかり解説していきますね。

有機ELって何?iPhoneにも使われているの?

早速、有機ELとは何か、解説していきましょう!

有機EL=エレクトロルミネッセンスの略です!

元々は電気を使い有機物が発光する現象を指す言葉です。テレビやスマホなどの画面にこの現象が応用され、一般的なイメージは今や「最先端の技術を搭載した液晶」といったところでしょうか。

電気屋さんでテレビの説明表示でもよく見かけますよね!

iPhoneX以降のiPhoneで有機ELが搭載されている

ところで、iPhoneにも有機ELが搭載されているモデルがあることをご存知でしょうか?具体的には、iPhoneX以降のモデルで搭載されています。

iPhoneXiPhoneXSiPhoneXSMAXiPhone11ProiPhone11ProMAX
iPhone12iPhone12miniiPhone12ProiPhone12ProMaxiPhone13
iPhone13miniiPhone13ProiPhone13ProMaxiPhone14iPhone14Plus
iPhone14ProiPhone14ProMAX
iPhoneの有機EL搭載モデル一覧

最初に有機ELが搭載されたiPhoneである、Xが発売されたのは5年前です。知らずしらずのうちに有機EL搭載機種を使っている方も多いかもしれませんね。

有機ELの特徴|液晶と比べてみよう

「液晶の次世代」と表現されることもある有機ELですが、何が違うのでしょうか?液晶と有機ELとの違いを解説し、そこから言える有機ELの特徴についても紹介していきますね。

実は構造が全然違う!

実は、液晶と有機ELとでは、構造が全く異なります。図にしてみると一目瞭然です。

液晶と有機ELの構造図
  • 光の当て方や色の作り方
  • 薄さ

ここから、図から見られる上記2点の違いについて解説していきます。

綺麗|光の当て方や色の作り方に違いがある

まず、光の当て方や色の作り方についてです。液晶ではバックライトがありますが、有機ELでは存在しません。

図だけ見ると、どうやって光が発生しているのか疑問に思いますよね。ここで思い出していただきたいのが、記事冒頭でお伝えした「有機EL」という言葉の意味です。

電気を使い有機物が発光する現象を指す言葉が「有機EL」でした。そして、スマホなどの画面上で発光する部分は「発光層」と呼ばれ、直接色を作り出しています。

有機ELは「黒が綺麗」について 耳にしたことがあるかもしれませんが、有機ELは黒が綺麗とよく言われます。実は、この特性に関連している特徴です。
液晶の場合、黒を表示するときでもバックライトで照らす必要があります。一方で有機ELでは発光層が働かなければ「黒」となるのです。より明度の低い黒が表示できるため「有機ELは黒が綺麗」と表現されます。

薄くて軽い

また、液晶に比べて有機ELが薄いことも見てとれます。層が明らかに少ないですよね。そして単純に軽量化も果たされます。

iPhoneシリーズが薄さはほとんど変わらないまま進化を遂げていくのが不思議でしたが、画面の進歩もあったんですね!

そうなんです!ただ、メリットと思いきや衝撃に弱いというデメリットもあるんです…

▼スマホをよく落とす方は対策した方が良いですね!!

省電力

有機ELは液晶に比べて省電力です。スマホは1日中使用しますし、外出先で充電するタイミングも限られるので省電力なのは嬉しいポイントですよね。

なぜ省電力なのかですが、先述した光の作り方と関連しています。発光層が働かない黒を表示するときには、当然電力を使いません。

iPhoneのバッテリー節約法として知られるダークモードですが、これを知ると合点がいきますね。

▼他にもバッテリー節約方法をこちらの記事で紹介しています。

曲げられる

有機ELの大きな特徴として、もう一つ「曲げられる」ことが挙げられます。そこで今後、折りたたみスマホの実用化も期待されています。

「パカパカケータイ」と呼ばれるガラケーがありましたが、あれのスマホ版のイメージです。

また、曲げられるだけでなく湾曲させることもできます。

スマホではデメリットとなりうる要素ですが、有機ELはテレビやパソコンの画面にも使われています。特にゲーミングパソコンでは、湾曲した画面でプレイするとより臨場感が楽しめると人気を博しているようです。

とはいえ、湾曲したiPhoneはカッコ悪いので気を付けたいですね…(苦笑)

有機ELにデメリットはあるの?

有機ELの特徴についてお伝えしてきましたが、やはり気になるのはデメリットですよね。メリットを台無しにしてしまうほどのデメリットがないか、気になるのは当然だと思います。

有機ELでよく知られるデメリットは以下の3つです。

  • 焼き付き
  • 値段が高い
  • 明るい場所で画面が見づらい

では、この3点について詳しくみていきましょう。

有名なのは「焼き付き」

有機ELの不具合で特に有名なのが、この「焼き付き」という現象です。発光層に負担がかかりすぎてしまい、他の画面を表示してもうっすらと影のようなものが見える現象です。画面にクセがついてしまったイメージでしょうか。

▼テレビ画面で焼き付きチェックをしている方の動画です。こんなに色が変わるなんて驚きですね!

同じ画面を表示すると焼き付きやすいので、スマホでは動画配信サービスのステータスバーやゲームの画面で焼き付きが起こりやすいです。ついついやってしまう、スマホを見ながらの寝落ちは避けた方が良いことがわかりますね。

ただ、有機ELの焼き付きについては、開発側も改善に注力している課題です。iOSを最新の状態に保つなど、使い方の意識で防げる可能性はあります。

高価

有機ELは高度な技術なので、液晶のスマホよりも価格が高い傾向にあります。実際iPhoneもXまでは本体価格が10万円を超えることはありませんでしたが、X以降有機EL搭載機種は全て10万円以上の価格となっています。

最近のiPhoneは高いなあと思っていましたが、価格の差にも理由があるということですね!

修理の際、民間業者では液晶に変更できる場合も

実は、民間の修理業者では修理の際に有機ELから液晶に変更ができる場合もあります。修理の費用を安く済ませたい場合にはお店で直接聞いてみましょう。

エックスリペアでも修理の際標準パネルと互換パネルを選んでいただけます。もちろん価格が異なります。状況によっても対応可能かどうかが変わりますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

明るい場所で画面が見づらいと感じる場合も

有機ELのデメリットとして最後に紹介するのは「明るい場所で画面が見づらいと感じる」というものです。

感覚の問題でもあるため、皆が感じるデメリットではありません。また、普段の使い方にも左右されますね。普段屋内で過ごす方も多いでしょうから、使用に支障が出るほどではないかと思います。

iPhoneならデメリットというほどでもないかも

さらに、iPhoneは画面の明るさ設定が簡単なので使用中の支障は出づらいでしょう。

  1. コントロールセンターを呼び出す
  2. 調整バーで好みの明るさに設定

たった2ステップで設定可能なので、見づらいと感じた場合には手軽に調整してしまえば問題なく使い続けることができますよ。

まとめ

今回は有機ELとは何か、搭載されているiPhone機種をご紹介しました。

有機ELと液晶を比較し特徴も解説しましたが、いかがだったでしょうか?構造が違い、光の当て方や色の作り方に違いがありました。そのため特に黒の色彩が綺麗・薄くて軽量・省電力などのメリットもありましたね。

デメリットとしては以下の3を挙げましたが、どれも使用にはほとんど差支えありません。

  • 焼き付き
  • 値段が高い
  • 明るい場所で画面が見づらい

皆さんの「有機ELって何?」という疑問に答えられたなら嬉しく思います。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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