こんにちは!本日も「iPhoneのお役立ち情報」をお送りいたします!エックスリペアスタッフの大橋です!
みなさんはiPhoneで通話中に録音したいと思ったことはありませんか?
最近は詐欺電話も多く、いざという時のために録音できると便利ですよね。あるいは単純に備忘録として録音したい人もいるかと思います。

けど残念ながらiPhoneには通話を録音する機能が備わっていないんですよね。なぜでしょうか?
この記事ではそんな疑問にお答えします。さらに「通話を録音する方法」も紹介します。
よろしければ最後までお付き合いください。
なぜiPhoneには通話を録音する機能がないのか?

そもそもなぜiPhoneには通話を録音できないのでしょうか?
じつはiPhoneのメーカー(Apple社)があるアメリカの一部の州では、通話の録音が法律で禁止されています。
他の国でも同様に法律で禁止している国がいくつかあります。というのも、プライバシー保護の観点から、非常にデリケートな問題があるからです。
無用なトラブルを避けるために録音機能は標準装備されていないようです。
一方、日本では当事者による通話の録音は法律上認められています。
※合法といっても無用なトラブルを避けるために、事前に相手方にも録音する旨を伝えて、了承してもらうことをおすすめします。
さらに正当な理由なく録音した情報を第三者に伝える、あるいは利用すること(例えばSNSにアップする)はプライバシー権を侵害するので禁止されています。
通話を録音していることが相手にばれる?
通話を録音しているかどうかは、基本的に相手側にはわかりません。
開始したときにカチッと音が鳴る機器もありますが、気にならない程度の音です。
だからと言って無断で録音してしまうと、後々問題が大きくなる可能性があります。
とくにその会話を何かの証拠として利用する目的の場合、必ず事前に相手から同意を得るようにしましょう。
無断で録音したものは裁判で証拠として利用できませんので、ご注意ください。
筆者もカスタマーセンターに電話で問い合わせをすると、最初に「この会話を録音します」という趣旨のアナウンスを耳にします。
なにがトラブルの原因になるかわからないので、こういった事前の防御策が必要になるんですね。

相手のプライバシーにも配慮しないと、逆に訴えられる可能性があるんです!
気をつけてください!
iPhoneで通話を録音する方法

それでは通話を録音する方法を紹介していきます。方法は大きく分けて個人向けに3つ、法人向けに2つ、合計5つあります。
対象 | メリット | デメリット | おすすめ度 | |
①ICレコーダーや別のスマホ、パソコン | 個人 | 手軽 入手しやすい | 別途用意する手間がかかる 相手の声が聞きづらい | ★★★ |
②専用のレコーダー | 個人 | ワイヤレス対応 明瞭な音質 | 別途用意する手間がかかる 値段が高い | ★★★ |
③アプリ | 個人 | 手軽 | 課金制が多い 使えない詐欺アプリが多い | ★ |
④各キャリアのサービス | 法人 | 安定性高い セキュリティ高い | 個人は対象外 値段が高い | ★★ |
⑤クラウドサービスのサービス | 法人 | 安定性高い セキュリティ高い | 個人は対象外 値段が高い | ★★ |
以下でそれぞれ詳しく説明していきます。
個人向けにおすすめする方法
まずは個人で利用している方におすすめする方法を3つ紹介します。使い勝手のいいものを選んでみてください。
①ICレコーダーや別のスマホ、パソコンを使用する方法
通話中のiPhoneのスピーカーをオンにして、レコーダーを近づけて録音します。
ICレコーダーは仕事で使う方も多いかと思います。シンプルなので使いやすいですね。
もし2台目のスマホを持っている方は、そのスマホの録音機能を使いましょう。また、パソコンが近くにあれば、そのパソコンの録音機能を使えばできます。
ただどうしても音質には限界があるので、声が聞き取りにくい場合が多々あります。
メリット:簡単で扱いやすい。安いものもあり、入手しやすい。
デメリット:別途用意する手間がかかる。相手の声が少し聞き取りにくい。
「OLYMPUS ICレコーダー Voice Trek V-872 WHT」
価格:6,150円~(送料込み)
一般的なICレコーダーです。高音質で、長時間の使用が可能です。
楽天の口コミによると、軽くて持ち運びしやすく、長時間の会話も録音できる点が高評価でした。(参考:楽天市場)
②スマホの通話を録音する専用のレコーダーを使用する方法
スマホでの会話を録音する専用のICレコーダーがあります。スマホにBluetooth接続して簡単に使えます。接続しておくと、普通に通話するだけで録れます。
また、レコーダー本体で通話できたり、パソコンへのデータ移行がUSBに挿すだけで簡単にできたりします。
少々値が張りますが、使い勝手がいいのでおすすめです。
メリット:ワイヤレスで使える。音がクリアで聞きやすい。
デメリット:別途用意する手間がかかる。値段が高い。種類が少ない。
「AJAX STICKPHONE 8G スマホ通話レコーダー」
価格:13,600円~(送料込み)
簡単に通話を録音できます。レコーダー本体だけで電話可能です。さらにレコーダーをPCのUSBにつなぐだけでデータを移せます。
楽天の口コミによると手軽で、録った音声が聞き取りやすいと高評価です。(参考:楽天市場)
③通話録音アプリを使用する方法
アプリをダウンロードする方法です。ダウンロードするだけなので手軽ですが、実際に使えるアプリはほとんどありません。
また、ダウンロードから数日間は無料ですが、その後使用するには課金が必要なアプリが多いんです。
中には使えないのに課金され続け、簡単に解約できない詐欺まがいのアプリもありますので、ご注意ください。
どのアプリを選ぶか、口コミなどを見て慎重に判断してください。
メリット:ダウンロードするだけなので手軽
デメリット:うまく使えないアプリが多い
私が見つけられた唯一、評判のいい無料で使えるアプリを紹介します。
「Connect コネクト」
無料で使えるFreeプランは毎月発信通話5分&着信通話無制限です。
それ以上使いたい方は『60分チャージ(1,200円)』をご利用ください。さらに『1ヶ月かけ放題プラン(月額3,300円)』なら発着信無制限で使えます。
口コミによるとほかのアプリに比べて格段に使えるとのことです。まだ不安定なところがありますが、今後のアップデートを期待したいですね。
こちらのアプリを詳しく説明している動画がありますので、よろしければご覧ください↓
法人向けにおすすめする方法
ここから会社の業務で利用することを考えている方向けに2つ紹介します。利用している携帯の契約先や金額などを考慮して選んでみてください。
④各キャリアの通話録音サービスを使用する方法
スマホを契約している各キャリアで通話を録音してくれるサービスを提供しています。これは法人向けのサービスです。
大手のキャリアが提供しているサービスなので、安定しています。セキュリティも高いので安心感があります。
- docomo (月額1,650円~、初期費用無料)
- au (月額1,100円~、初期費用3,300円)
- Softbank (月額10,400円~、初期費用10,000円)
- 楽天モバイル (月額5,000円~、初期費用10,000円)
メリット:会社で使用するなら使いやすい。安定していて、セキュリティが高い。
デメリット:個人は対象外。値段が高い。
⑤クラウドサービスが提供する通話録音サービスを使用する方法(法人向け)
各キャリア以外にも「ネオ・コールマスター」などが、通話録音サービスを提供しています。これも法人向けです。
こちらも通信ネットワーク上で録音してくれるので、セキュリティも高く、安定しています。格安スマホプランで契約している事業者の方におすすめです。
「ネオ・コールマスター」
月額8,800円~、初期費用:5,000円で利用できます。
メリット:会社で使用するなら使いやすい。安定していて、セキュリティが高い。
デメリット:個人は対象外。値段が高い。
その他の方法

その他に思いつくのは「ボイスメモ」を利用する方法、あとは「android」を利用する方法です。
「ボイスメモ」では録音できない
残念ながらボイスメモはiPhoneで通話中の会話を録れません。通話し始めるとアプリが中断してしまいます。
最初に説明しましたが、通話の録音はプライバシーに関わるので、無用なトラブルを避けるために録音機能は標準装備されていないようです。
※2台目のiPhoneを用意する方法もあります。2代目のiPhoneを使って、1台目のiPhoneでの通話をスピーカーにすれば録れます。
ボイスメモは通話を録れませんが、とても便利です。もっと詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください↓
androidを利用
iPhone単体では通話の録音が難しいので、いっそ通話を録音するため専用にandroidスマホを持つという手段もあります。androidなら通話を録音するアプリにそこまで支障はでません。
ただ費用がかかるうえ、2台持ちという不便さはあります。

すでにandroidスマホを持っている方は検討してみてもいいのではないでしょうか。
まとめ
- iPhoneには無断で通話を録音すると法律違反になる国があるので、録音する機能がついていない
- 通話を録音するために、個人向きなのは「外部機器を使用する」「アプリをダウンロード」
- 通話を録音するために、法人向きなのは「各キャリアのサービスを利用」「クラウドサービスを利用」
- iPhoneに標準装備されている「ボイスメモ」は通話の録音には使えない
通話中の会話を録りたいと考えているiPhoneユーザーの方はこの記事を読んで役立ててください!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
