こんにちは!本日も「iPhoneのお役立ち情報」をお送りいたします!エックスリペアスタッフの大橋です!
パスコート入力を数回間違えるなどして「iPhoneは使用できません」と表示されたことはありませんか?
何度もありますよ!(汗)
実はこれ危険なんです!一定回数以上パスコードを間違えると、永遠にロックされ、iPhoneの初期化をしない限り使えなくなってしまうんです!
この記事では「iPhoneは使用できません」と表示されてしまう原因とその対処法を詳しく解説していきます。これを読めばきっとあなたも安心できる!
Contents
「iPhoneは使用できません」と表示される原因
「iPhoneは使用できません」こんな表示がされたら、ちょっとヒヤッとしますよね。実はこれ、盗難に備えたiPhoneのすばらしいセキュリティ管理の一環なんです。原因を詳しく見ていきましょう!
パスコードの入力間違い
ロック画面解除の為にパスコードを入力しますよね。実は連続した入力ミスの回数によって、iPhoneに一時的、もしくは永遠にロックがかかるという機能があるんです。
以下に連続入力ミスの回数とその場合のエラー表示をまとめました。
1~5回ミス | 連続でパスコード入力が可能 |
6回ミス | 「iPhoneは使用できません 1分後にやり直してください」 |
7回ミス | 「iPhoneは使用できません 5分後にやり直してください」 |
8回ミス | 「iPhoneは使用できません 15分後にやり直してください」 |
9回ミス | 「iPhoneは使用できません 60分後にやり直してください」 |
10回ミス | 「iPhoneは使用できません iTunesに接続」=永遠にロック |
※「iPhoneは使用できません」の代わりに「セキュリティロックアウト」というメッセージになることもあります。
「〇〇分後にやり直してください」と表示されたことがある人は多いと思います。しかし、10回連続で入力ミスをしてしまうとiPhoneに永遠のロックがかかってしまうという恐ろしいことが起きてしまうことを知っていた人は少ないと思います!
自分のiPhoneが永遠にロックなんてことにならないためにパスコードの入力ミスは最小限におさえましょう!
「抱っこしていた子供の足が、肩掛けしていたiPhoneのスクリーンを何度もタッチしていたようで15分ロックがかかってしまい焦りました!」という方もいましたよ!
思わぬ事態もあるようですね。気を付けましょう!
▼ちなみに実際の画面は以下のようになります。この方も10回連続ミスでロックがかかってしまい嘆いていますね。
母のiPhone、パスコード10回入力ミスでロックが掛かって見事に「iPhoneは使用できません」の表示で着信と緊急電話発信以外何も出来ない状態になっていた。(続く pic.twitter.com/XsQHYLEsUQ
— ( ´∀`)ぬるぽ💉フフモフ🌗神戸 (@nurupo889) June 13, 2021
iPhoneの誤動作
自分のミスだけではないんです!実はiPhoneの誤動作でロックがかかってしまうこともあるんです!
「ゴーストタッチ」とは
「ゴーストタッチ」と言われる現象は、タッチしていないにもかかわらず、画面のタッチ反応が勝手に起きてしまうiPhoneの不具合です。これにより誤ったパスワードが勝手に10回連続して押され、iPhoneに永遠のロックがかかってしまうのです。
えっ!そんなの誰を責めたらいいのか…防ぎようがないじゃないですか!
以下が「ゴーストタッチ」の主な原因です。
- 熱暴走:iPhoneが熱を持ってしまうことで起こる
- 基板故障:水没や衝撃によるもの
- 端末変形:タッチパネルへの負荷によるもの
「ゴーストタッチ」のような症状が出たらすぐに対処することが重要です!エックスリペアにご相談ください!

▼「ゴーストタッチ」の原因や対処法についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事もぜひご覧ください。
「iPhoneは使用できません」と表示された時の対処法
「〇〇分後にやり直してください」と表示された場合は、待つしかありません。iPhoneの再起動をしてみましたが、ダメです。待つしかありません。でも逆を言えば待てば復活します!
一番怖いのは10回入力ミスをするなどして「iTunesに接続」と表示されてしまったとき。そうなってしまったときは以下の方法で抜け出してください。
【まずはこれを試して!】iPhoneの「アップデート」
iPhoneに永遠のロックがかかってしまった場合、バックアップしてある時期まで「復元」するか、出荷状態に戻す「初期化」が基本の対処法です。しかし、大事なデータを少なからず紛失してしまいます。
その前にぜひ試していただきたい方法が以下に説明する「アップデート」です。過去にiTunesでバックアップや同期を行ったことがある場合はこの方法で、データを消去せずに解消する場合もあります。
- iPhoneをiTunesがインストールされたパソコンに接続する
- リカバリーモードを起動させる
※機種によって方法が異なります。
●iPhone 8 以降 (iPhone SE (第 2 世代) を含む) :
①音量を上げるボタンを押してすぐに放す
②音量を下げるボタンを押してすぐに放す
③リカバリモードの画面が表示されるまで、サイドボタンを押し続ける
●iPhone 7、iPhone 7 Plus、:
①サイドボタンと音量を下げるボタンを同時に押す
②リカバリモードの画面が表示されるまでそのまま長押し
●iPhone 6s 以前 (iPhone SE (第 1 世代) を含む):
①ホームボタンとサイドボタンを同時に押す
②リカバリモードの画面が表示されるまでそのまま長押し - パソコンに「復元」か「アップデート」かを選ぶメッセージが出たら、「アップデート」をクリック
▼この動画は「リカバリーモード」のiPhone全機種の起動方法を分かりやすく紹介しています。動画で視覚的に確認したい場合はぜひご覧ください。
iTunesでiPhoneを復元
iTunesにバックアップを取ってある場合はこの方法をお試しください。
- iPhoneをパソコンにつないでiTunesを開く
- iTunesメニュー内の「iPhone」マークをクリック
- 「iPhoneを復元」をクリック
- 復元したいデータを選択する
iPhoneを初期化
パスコードが分からない場合はiPhoneを出荷状態に戻す「初期化」を行います。iPhone内のデータが全て失われます。了承した上で作業を進めてください。
iTunes「リカバリーモード」で初期化
- iPhoneをiTunesがインストールされたパソコンに接続する
- リカバリーモードを起動させる
※詳しくは2つ前の見出し【iPhoneの「アップデート」】内で説明しているのでご覧ください。 - パソコンに「復元」か「アップデート」かを選ぶメッセージが出たら、「復元」をクリック
【New】パソコンがなくても大丈夫!「使用できません」画面から初期化
iOS 15.2で「安全ロック解除」機能が導入され、パソコンがなくてもiPhoneをすばやくロック解除することができるようになりました。「iPhoneは使用できません」や「セキュリティロックアウト」の画面から直接初期化できるようになりました。
- 右下の「iPhoneを消去」をタップ
- もう一度「iPhoneを消去」をタップ
- Apple ID のパスワードを入力して、Apple ID からサインアウト
- 「iPhone を消去」をタップ
参照:Apple公式 iPhone や iPad に「使用できません」というメッセージや「セキュリティロックアウト」画面が表示される場合
▼この方も「iPhoneを消去」が最近追加されたことに驚いていますね。便利ですが、間違えて消去してしまわないように気を付けましょう!
定期的にセキュリティロックになるんポンコツ携帯にとうとう、"iPhoneを消去"とかいう不穏な文字追加されたんやけどなにこれ pic.twitter.com/tbXCsZh2O1
— なつき (@n_a__moon) February 8, 2023
iCloudの「iPhoneを探す」から
何らかの理由で上記の「iPhoneを消去」の表示がされなかったり、ボタンが押せない場合は、iCloudの「iPhoneを探す」機能で初期化することができます。
- 他のディバイス(他のiPhoneやiPadなど)でiCloud.comにサインインする
- 「iPhoneを探す」をタップ
- 「すべてのデバイス」をタップ
- リセットしたいiPhoneを選択
- 「iPhoneを消去」をタップ
iTunesやiCloudにバックアップを取っていれば初期化をしてもバックアップをした時点までデータを復元することができます。
日ごろからバックアップを!
以前は機種変更時に、iTunesやiCloudを経由してデータ移動を行う方法が主流だったため、最低でも機種変更時にはバックアップをしていたと思います。ですから不測の事態でも、機種変更時の状態にまで復元することは可能でした。
しかし今では、「クイックスタート」が利用できるようになったため、バックアップをする習慣がなくなってしまった人も多いと思います。私もその一人です。(参照:Apple公式 クイックスタートを使って新しい iPhone や iPad にデータを転送する)
しかし、今回紹介したパスコードの入力ミス以外にも、水没や紛失など、データが紛失してしまうことはあります。そうなってから後悔することのないよう、日ごろからバックアップをする癖をつけておくと安心です。
一か月に一回はバックアップをすることをオススメします!
▼バックアップの方法については以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください!復元方法についても解説しているので、初期化した後の復元の際にも役に立つ情報が満載です。
まとめ
「iPhoneは使用できません」と表示される原因は、
- パスコードを10回連続して入力ミスした
- iPhoneが誤動作した
そうなった場合の対処法は、
- iTuesを利用したiPhoneの「アップデート」を試みる
- iTunesで「iPhoneを復元」を試みる
- iPhoneを初期化する
初期化がパソコンがなくても簡単にできるようになりました。便利ですが注意が必要です。