こんにちは!本日も「Androidのお役立ち情報」をお送りいたします!エックスリペアスタッフの大橋です!

花南さんの持っているスマホの機種って何ですか?

え?このスマホの機種って何だっけ?
あなたは急に自分の持っているスマホの機種を訊かれたとき、すぐに自信を持って答えられますか?
持っているスマホがAndroidなのかiPhoneなのかならすぐにわかりますよね。Android端末の場合、キャリア名やメーカー名やブランド名ぐらいまでなら覚えているかもしれません。ただスマホの機種名(モデル番号)となると途端に曖昧になります。普段の生活で機種について意識することは多くないために「このスマホの機種って何だっけ?」となる人も多いのでは?
スマホケースを買い替えたいときやスマホの調子が悪いので相談したいときなど、スマホの機種名が必要になる場面に遭遇することがあります。そんなときにすぐに調べる方法やスマホの機種名の法則を紹介していきます。
ひとくちメモ
- キャリア名:docomoやauやSoftBankなどの携帯電話会社(通信事業者)のこと
- メーカー名:ソニーやシャープやサムスンなどスマホの製造販売している会社のこと
- ブランド名:ソニーなら「Xperia」、シャープなら「AQUOS」、サムスンなら「Galaxy」などメーカーが展開する端末名のこと
- 機種名(モデル番号):型番のこと
スマホの機種名を調べるには?

スマホの機種名を調べる方法を見ていきましょう。
調べる方法
- スマホの入っていたパッケージや説明書を見る
- スマホの契約書を見る
- スマホ本体に記載されている機種名を探す
- スマホの設定画面で調べる
- 店舗に持ち込んで調べてもらう
この5つの方法が考えられます。このうち1と2はスマホを買って間もないころなら一番簡単に調べられる方法でしょう。しかし、買ってから時間が経つとパッケージや契約書を捨てたり、どこに片付けたかわからなくなってすぐには確かめられないかもしれません。5については時間や場所の制約を受けてしまうので機種名が今すぐに必要なときには不向きです。
今回はいつでも簡単に機種名を調べられる3.スマホ本体の機種名を探す方法と4.スマホの設定画面で調べる方法について詳しく見ていくことにします。
スマホ本体に記載されている機種名を探す
機種名は多くの場合、背面、側面、SIMカードスロット(SIMカードを挿入・装着するための差し込み口)のトレイなどに記載されています。スマホケースを装着している場合は外して見なければなりません。SIMカードスロットのトレイを見るときは必ずスマホの電源を切ってから行ってください。
お使いの端末によっては本体に記載がない場合もあります。見つからないときは次に紹介する設定画面で調べる方法を試してください。
スマホの設定画面で調べる
手間をかけずに一番簡単にできるのはスマホの設定画面から調べる方法かもしれません。
手順
- スマホの設定を開く
- 設定を検索でモデルを検索する
- モデルもしくはモデル番号で確かめる
1.スマホの設定を開くにはクイック設定パネルから開く方法とアプリ一覧画面から開く方法の2つがあります。どちらかの方法を使って設定画面を表示します。
クイック設定パネルから開く方法

画面上部を下向きに一度スワイプしてクイック設定パネルと通知が表示されたら、もう一度下向きにスワイプ。

クイック設定パネルが全面に表示されたら、右下の歯車マークをタップする。
アプリ一覧から開く方法

ホーム画面で上向きに画面をスワイプしてアプリ一覧画面を表示。設定アイコンを探してタップする。
2.

「設定を検索」にモデルと入力して検索する。
3.

出てきた検索結果をタップすると機種名(モデル番号)がわかります。
機種名を忘れないためのちょっとした工夫

紹介した方法で必要なときに調べるのもいいですが、機種名を忘れないためのちょっとした工夫を考えてみましょう。さきほどの調べる方法のうち購入してすぐになら簡単にできることがありましたよね。
- スマホの入っていたパッケージや説明書を見る
- スマホの契約書を見る
この2つの方法です。購入してすぐに機種名の部分を写真で撮っておくんです。そのままでは必要なときにさっとは探せないのでもうひと工夫してみましょう。
LINEのKeep機能を活用する
スマホでLINEを利用している方も多いと思います。LINEのKeep機能はご存知でしょうか?簡単にいえば備忘録のようなものなんです。ここに登録しておけばいつでも簡単に見つけられます。
Keepに登録する方法
Keepに登録する方法
- LINEを立ち上げ画面の下側の左から2番目の「トーク」をタップ
- 「Keepメモ」をタップ(見つからないときは上部の検索窓で「Keep」を検索)
- ここに機種名を撮影した写真を送信
- 送った写真を長押し
- 表示された吹き出しの中の「Keep」をタップ
- 保存したい画像にチェックが入っているのを確かめる
- 下部の「Keep(数字)」ボタンをタップ
- 「Keepに保存されました」と表示されたら完了
こうしてKeepへ登録しておくと写真がどこにいったのかわからないという状況を回避できます。
Keepに登録したものを見る方法
登録したものはどうやって見ればいいんでしょうか。その方法を2つ紹介します。
Keepメモから表示する方法
- LINEを立ち上げ画面の下側の左から2番目の「トーク」をタップ
- 「Keepメモ」をタップ(見つからないときは上部の検索窓で「Keep」を検索)
- 画面右上の真ん中のKeepアイコン(長方形の下の辺が三角に凹んでいるもの)をタップ
これで簡単にKeepに登録したものを見られます。
次にホーム画面から直接立ち上げる方法を紹介します。
ホーム画面からKeepを直接立ち上げる方法
- LINEを立ち上げ左下のホームボタンをタップ
- 右上の歯車アイコン(設定アイコン)をタップ
- 「Keep」をタップ
- 「Keepのショートカットを作成」をタップ
- 「ホーム画面にKeepのショートカットを~」というメッセージが出たら「作成」をタップ
- スマホのホーム画面に戻る
- Keepというアイコンをタップ
ホーム画面からKeepを開けるようにしておくと、LINEでいちいち探す手間も省けます。
スマホの機種名の法則

スマホの機種名にはキャリアによって法則があるのをご存知でしょうか?この法則を知っておくことで単なる英数字の羅列に感じてしまう機種名に意味があるとわかります。意味がわかれば機種名を覚える手助けになるかもしれません。また、キャリアによってはいつごろに発売されたものなのかがわかったりもして便利です。
メーカー型番
スマホに限らず商品の機種名にはメーカー名を示すメーカー型番というものが含まれていることが多くあります。メーカー型番を知っていると機種名を見ただけでどのメーカーのものかわかるんです。メーカー型番はどのキャリアも同じなので最初に見ておきます。
スマホで見かけるメーカー型番
- シャープ:SH
- ソニー:SO
- 富士通:F
- 京セラ:KY
- サムスン:SC
- HUAWEI: HW
キャリア別の機種名の法則
3大キャリアといわれるdocomo、au、SoftBankは5G回線を導入した2020年に機種名の法則を刷新しました。キャリアごとに2019年以前はXperia 5、2020年以降はXperia 5 IIIを例に機種名の法則をみていくことにしましょう。
docomoの法則
2008年冬モデルから2019年冬モデルまで続いた機種名の法則を見てみましょう。2019年以前に発売されたXperia 5の機種名は次のとおりです。

機種名の末尾のアルファベットは2008年冬から2009年夏を起点とした年度を表しています。対応表は以下のとおりです。
年度 | 記号 | 年度 | 記号 | |
2008年度(2008年冬~2009夏) | A | 2014年度(2014年冬~2015夏) | G | |
2009年度(2009年冬~2010夏) | B | 2015年度(2015年冬~2016夏) | H | |
2010年度(2010年冬~2011夏) | C | 2016年度(2016年冬~2017夏)(注1) | J | |
2011年度(2011年冬~2012夏) | D | 2017年度(2017年冬~2018夏) | K | |
2012年度(2012年冬~2013夏) | E | 2018年度(2018年冬~2019夏) | L | |
2013年度(2013年冬~2014夏) | F | 2019年度(2019年冬) | M |
(注1)I(アイ)は1と誤認しやすいためか年度表記として採用されていないため、2016年年度の末尾はIではなくJとなり、以降末尾はK・L・Mとなります。
通し番号は年度内に発売された順を表し、年度が変わるとリセットされます。
それを踏まえると、Xperia 5はソニー(SO)が2019年冬から2020年夏まで(M)に出した1つ目(01)のモデルということがわかります。
次に2020年以降にdocomoから発売されたXperia 5 IIIの機種名を見ていきましょう。

機種名の法則変更により2020年春夏モデルから機種名の末尾につく年度のアルファベットがリセットされ、再びAから始まるようになりました。2022年度現在の対応表は以下のとおりです。
年度 | 記号 |
2020年度(2020年春~2020年冬) | A |
2021年度(2021年春~2021年冬) | B |
2022年度(2022年春~2022年冬) | C |
2023年度以降もD・E・F…と続いていくと考えられます。
2019年度までの通し番号は二桁で表していました。2020年度からはハイフン直後の数字が回線種類、7次の数字が通し番号を表します。回線種類は5G回線対応機種が5、そうでないものは4が割り振られています。通し番号は今回も年度内に発売された順を表し、年度が変わるとリセットされます。
それを踏まえて機種名を見てるとXperia 5 IIIはソニー(SO)が2021年度(B)に発売した5G回線対応(5)の3つ目(3)のモデルとなります。
SoftBankの法則
SoftBankの機種名の法則も2020年から少し変更がありました。しかし、基本構造はほぼ変わっていないので2020年以前と以降両方の機種名を合わせて見ていきましょう。
次に示すのがSoftBankで2019年以前に発売されたXperia 5と2020年以降に発売されたXperia 5 IIIの機種名です。

2019年度までのSoftBankの機種名は年度の一の位が頭一文字の数字に用いられています。2020年度からは機種名の冒頭にAが追加され、年度の一の位がAの次に入ります。年度との対応表は以下のとおりです。
年度 | 数字 | 年度 | 数字 | |
2010年度(2010年秋~2011年夏) | 0 | 2017年度(2017年秋~2018年夏) | 7 | |
2011年度(2011年秋~2012年夏) | 1 | 2018年度(2018年秋~2019年夏) | 8 | |
2012年度(2012年秋~2013年夏) | 2 | 2019年度(2019年秋~2020年春) | 9 | |
2013年度(2013年秋~2014年夏) | 3 | 2020年度(2020年夏~2021年春) | A0 | |
2014年度(2014年秋~2015年夏) | 4 | 2021年度(2021年夏~2022年春) | A1 | |
2015年度(2015年秋~2016年夏) | 5 | 2020年度(2022年夏~2023年春) | A2 | |
2016年度(2016年秋~2017年夏) | 6 |
2023年度以降もA3・A4・A5…と続いていくと予想されます。
メーカー名直前の二桁の数字が通し番号で、SoftBankでは発売されていないがサブブランドであるY!mobileでは発売されている場合も通し番号に反映されるようです。通し番号は同年度にSoftBankとY!mobile発売された携帯・スマホの順を表し、年度が変わるとリセットされます。
それを踏まえるとXperia 5はソニー(SO)から2019年秋から2020年春(9)に発売されてた1台目(01)の携帯・スマホとなります。
またXperia 5 IIIの機種名を見てみるとソニー(SO)が2021年度(A1)に発売した3台目(03)のスマホということになります。
auの法則
auの機種名の法則も2020年に刷新はされましたが、基本構造は変わっていないので2020年以前と以降両方の機種名を合わせて見ていきましょう。
2019年以前に発売されたXperia 5と2020年以降に発売されたXperia 5 IIIの機種名はそれぞれ次のとおりです。

どちらの機種名もメーカー名の次のアルファベットで回線種類、末尾二桁の数字が通し番号を表しています。
回線種類と記号と通し番号の対応表は以下のとおりです。
回線種類 | 記号 | 通し番号 |
LTE | L | 21~ |
Volte | V | 31~ |
5G | G | 01~ |
通し番号については回線種類がLの機種は21から始まり、発売順に22・23と続きます。回線種類がVの機種は31から始まり、発売順に32・33となります。39まで使い切った機種は40・41・42とつづいていくのです。回線種類がGの機種は通し番号は01から始まり、発売順に02・03と続くことになりました。
これを踏まえると5G回線以前に発売されたXperia 5の機種名はソニー(SO)が発売したVolte対応(V)の11台目(41)の機種ということになります。また5G回線以降に発売されたXperia 5 IIIの機種名はソニー(SO)から発売された5G回線対応の5台目(05)の機種ということを表しています。
まとめ
この記事では次のことをまとめました。
まとめ
- 機種名を確認するにはスマホ本体に記載されている機種名を探す
- 機種名をスマホの設定画面で確認する方法もある
- 購入してすぐなら機種名の写真を撮ってLINEのKeep機能で保存する
- 機種名にはキャリアごとに法則がある
いかがでしたか?買ってすぐのときは機種名を覚えていても、しばらくすると曖昧になってしまいがちです。必要になったときは今回の方法をためしてみてください。購入したときに写真とLINEを利用してメモしておくとさらに便利です。
また機種名の法則を知ることで、機種名を覚えやすくなったり、買い替えの時期の参考にしたりもできるかもしれません。ちょっとした雑学として機種名の法則を知っておくことをオススメします。